こんにちは!がす子です。(^^)
IHクッキングヒーターにはもちろん「IHヒーター」がついています。
ただ、奥のヒーターは「ラジエントヒーター」だったり、
グリル部分は「シーズヒーター」だったりします。
こんなにいろんな種類のヒーターがついてるとは…
沢山、種類がありすぎて分からない方に
今回はそのIHクッキングヒーターの
「IHヒーター」、「ラジエントヒーター」、「シーズヒーター」
のそれぞれの違いを紹介します。(^^)
まずは基本!「IHヒーター」とは??
まずは、IHクッキングヒーターの基本のヒーターについて説明します。
「IH」とは、Induction Heating(誘導加熱)を略したものであり、
電磁誘導加熱を利用して電流を流し発熱させることです。
このIHを利用して鍋そのものを発熱させる機械がいわゆるIHクッキングヒーターとなります!
磁力発生用IHコイルから発生した磁力線が、金属製のお鍋を通過する時に、
うずまき状の電流が発生して、お鍋そのものを発熱させるのです。
良く、勘違いでヒーターそのものが熱くなると思う方が多くいますが、
最初の熱くなるのはお鍋です。
なので、お鍋の熱がヒーターに移るので結局はヒーター部も加熱されますが、
ヒーターのみですと、電機を通す磁性体(金属のお鍋)が無いので、熱くなりません。
ガスコンロですと、まず、火が発生して火そのものが熱く、
その次に、熱伝導でお鍋が熱くなり、そしてお鍋の中の食材や水が温められます。
しかし、IHですとまず、お鍋が熱くなり、次に、お鍋の食材や水、そして天板が温められます。
このことから、お鍋がいきなり加熱されるので、加熱がとてもスピーディーとなります。
更にIHクッキングヒーターの湯沸かしなどのスピーディーな理由は、
熱効率の高さにあります。
IHはガスコンロに比べ、お鍋の触れている部分からお鍋そのものを発熱させるため、
熱効率が高いです。
ガスコンロですと、炎がお鍋から溢れたり、お鍋の周りが熱くなります。
これは、周りの空気まで温めており、熱効率が悪い証拠となります。
このため、IHは熱効率が良く、スピーディ調理できます。
ガスコンロとの比較で話が少しそれてしまいましたが、
さらに、大きな特徴として、IHヒーターによって使用できるお鍋やフライパンが
限定される特徴があります。
基本的には鉄・ステンレスが対応しており、アルミなどは対応しておりません。
ただ、最近ですと、さまざまな金属に対応したオールメタル対応なんてIHクッキングヒーターもあります。
細かな特徴はたくさんありますが、この調理器具の金属素材が影響することは、
覚えておきましょう。
IHは磁力線により、お鍋に電流を流し、お鍋自体を温めるヒーターで、
特徴はスピーディということになります。
それでは、「ラジエントヒーター」とは??一体なに?
ラジエントヒーターとは、ヒーター自体が発熱し、鍋を直接加熱する方式のヒーターです。
いわゆる「電気コンロ」と呼ばれるもので、耐熱ホーロー鍋や、
IHヒーターでは使えない超耐熱ガラスは使えます。
ヒーター部自体が発熱している為、IHではできない「するめ」や「焼きのり」など、
あぶる調理が可能ですので便利です。
ただし、トッププレートの上に直接食材を置いて調理しないように注意してください。
ラジエントヒーターはIHヒーターと違い熱効率が良いわけではないため、
使用方法によっては高コストになりやすい。
最後に「シーズヒーター」とは?
金属パイプの中に耐熱絶縁被覆電熱線を通して隙間に充填材を詰めたヒーターを
「シーズヒーター」と呼びます。
昔、良く見た蚊取り線香のような渦巻状のヒーターで、
そのシーズヒーターが発熱して、その上に直接、調理器具を置くことで、
加熱調理していきます。
以前はヒーターがむき出しの為、漏電や感電の危険性がありましたが、
最近のものは絶縁処理がなされている。
直接対象を加熱できるので、IHクッキングヒーターでは主にオーブン(グリル)に使用されています。
こちらも、IHと比べて高効率では無いため、使用方法によっては高コストになりやすいです。
それぞれ特徴がある3種類のヒーター
このように、「IHヒーター」、「ラジエントヒーター」、「シーズヒーター」には
それぞれ特徴があり、使用されている部分も違います。
IHヒーターは熱効率の良さで主のヒーターとして使用され、
ラジエントヒーターはIHヒーターの金属縛りの弱点を埋めます。
シーズヒーターは直接、熱を発するのでグリルに使用されるなど、
それぞれの特徴を上手く活かしています。
IHクッキングヒーターを選ぶ際はどのヒーターが採用されているかなど、
注目してみると、選びやすいかもしれません。(^^)